「芸術の秋」を語る 映画編

なぜ、芸術の秋というのか、、、
ふと気になって調べてみると、残暑が去り、気候が良くなることで芸術、読書に集中して取り組めることから
秋が「芸術の秋」と呼ばれるようになったんだとか。
二科展、日展、院展と大規模の展覧会が集中しているのも秋。
こうしたことからも「芸術の秋」といわれるようになったようです。
そんな今日は、映画について少し書いていきたいと思います。
10代後半、一人で映画を見に行くようになりました。
いわゆる数十人キャパの映画館でアート系でマニアな映画をよく上映していた短館系の常連でした。
今思えば、その映画のよさなんてわかっていませんでした。
背伸びしたかったんでしょうね。
わかってもいないのにゴダール作品とかたくさん見ました。
全編、真っ青な画面が終始続くデレクジャーマンの「ブルー」

https://filmarks.com/movies/20809
これは正直何もわからなかったです。
ただ、その中でも今でも印象深い作品は数多くあります。
ゴダール作品の常連、ドニ・ラヴァンその独特の顔立ちは一度見たら忘れないキャラクターです。

https://cinema-rank.net/list/100588
繊細な役が多くとてもはまっていました。 彼の代表作「ボーイミーツガール」「汚れた血」など今思い出してもほっこりします。 https://cinema-rank.net/movie/11522
今でも好きな俳優さんは?と聞かれ何人目かに挙げるほどですね。
その中ある映画に出会います。それは
短館系で初めての大衝撃映画 マチューカソビッツ監督の「憎しみ」です。

https://cinema-rank.net/movie/9546
マチューカゾビッツは、映画「アメリ」の主人公の恋人役だった男性と言えばみなさんもおわかりいただけるでしょうか。https://cinema-rank.net/list/50806
フランスのスラム街でヤンチャ小僧3人組が落ちてる銃を見つけてしまう、モノクロに仕上げた作品です。
セザール賞で主演男優賞を取った今や大人気の当時はまだ10代だったヴァンサンカッセルが大活躍する映画です。
この映画を観て、自身も監督をしたいと心を決めた映画なんですよね。

この映画の後、数年後にテレビ番組の制作会社に入り、ディレクターの仕事をしていました。
自主映画も撮りました。
そして今は写真を動画を制作、撮影している。
面白いものです。

若いころに感銘を受ける何かに出会う、それはその後の将来を決めるとても素敵な出会いだと思います。
自身にも息子がおりますが、
どうか、将来、感銘を受ける作品、人、料理、曲、なんでもいい、人生の糧となるような出会いをしてほしいと思います。

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