好評いただいております、
社内報制作必見、作成ポイントの二回目です。
企業ならではの順守すべきルールなどもあり、
社内報などはじめ、作り方は様々ですが、
写真撮影はやり直しができず失敗が許されないため、多くの社内報担当者を悩ませていらsっしゃるそうですので
撮影においてそのコツをまとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。
第二回目の今回は社長・会長・役員撮影の時に気を付けるべきポイント。
社内報では、社長や役員からのメッセージを掲載することが多くあります。
誌面に添えられる印象次第で、人物やメッセージのイメージが大きく変わります。
写真は社長や役員の想いを伝えるための強力なツールの一つとなるということを念頭に置いて、撮影に臨みましょう。
人の本能は基本、視覚で90%以上の魅力を感じると言われています。
写真で興味を引き付けないと、読んでほしい記事に目も通してくれません。
より惹きつけられる写真撮影を目指しましょう。
事前準備
社内報の撮影において、社長撮影は事前の準備や当日の段取りなど、最も難しい撮影になると言っても過言ではありません。
しかしながら、撮影自体に特別なスキルが必要なわけではないので、安心して撮影に臨めるよう、
しっかりと準備をしておくことが大切です。
①トップのメッセージで伝えたい内容を決める
社長・役員企画のための撮影の前に、まずはその企画を通じて読者に伝えたいメッセージを
明確に決めておく必要があります。
どんな写真を、なぜ撮るのか、誰にどう思われたい写真なのか、を写真で表現できるよう準備しましょう。
➁写真のサンプルイメージを探す
伝えたいメッセージが決まったら、
そのメッセージに近いテーマで書かれているビジネス誌や雑誌から、
写真のサンプルイメージを探しましょう。一般に流通しているメディアは、
これらのシーン設計にとてつもない労力をかけた末に撮影をしています。
そのため、これらメディアに掲載されている写真のポージングを真似するだけでも、
メッセージの説得力を格段に引き上げることが可能です。
※全てをまねしようとすると、ライティングやカメラの詳細な設定など、プロフェッショナルな知識が必要となります。
特に写真が大切になる場面では、プロのカメラマンに撮影を依頼することも考慮に入れることも必要かもしれません。
自分たちのアイデアも盛り込んで創り上げることができれば、より満足度の高い仕上がりになるでしょう。
③写真のサンプルイメージを探す
撮影当日までに、代役を立てて試し撮りを行います。具体的には、
社長がどの位置でポーズをとるか
背景に余計なものが映らないか (室内では、花瓶や絵画、電話機などが背景に写り込んでしまうことが多い)
などの項目について、特にしっかりと検証をしておきましょう。
※おおよそ、同じ時間、同じ天気、同じ照明にすることで、撮影当日も慌てずに挑むことができます。
④服装を決める
会社案内や記念誌、CSRレポートなど社外に配布される媒体では、
社長インタビューの誌面でコーポレートカラーに合わせたネクタイを準備し、撮影を行う場合が多く見られます。
また、ネクタイを複数用意しておくと、同じ場所・同じカットでも写真に変化をつけることができるため、
社内報を超えた複数の媒体で同時に使用するときには効率的に写真を撮影することができます。
さらに、モアレを防ぐために細かいストライプ柄のシャツやスーツも避けてもらいましょう。
※モアレとは:規則正しく網目模様がある細かな格子柄の服などを撮影した場合に発生しやすい、地図の等高線のようなまだら模様のこと
⑤当日の段取りを決める
ストレスを感じさせないスムーズな進行のために、
段取りをあらかじめ決めましょう。
誌面によってはインタビュー中の写真と、カメラ目線で立ちポーズの写真も必要になります。
インタビューを行った後に別カットを撮影する時間を確保するためにも、
インタビュー当日までに、撮影対象者に当日の段取りを伝えておくことが大切です。
企画の趣旨とインタビュー内容、当日の服装の依頼も忘れずに伝えましょう。
いざ、撮影当日
威厳を出したいときや堅い印象を与えたいときには正面からの写真も有効ですが、
様々な角度から撮影することで、社長の良さが引き出された写真を撮影できます。
インタビュー中は正面よりも斜めから
臨場感を出すために、左右から角度を付けて撮影します。インタビュアーを写真に入れない場合はインタビュアーの横から撮影。
ボディランゲージや笑顔の瞬間を抑える
資料を見ているときはどうしても目線が下を向きがち。
一方で、話に熱が入りだす中盤から後半にかけ、自然と視線の動きや身振り手振りが付いてくる場合がほとんどです。
前を向いて身振り手振りを付けて話をされているときが絶好のシャッターチャンス。
絶対にこの瞬間を逃さないようにしましょう。
社長や役員を撮影できる機会は少ないため、一度撮影した写真を長期に渡って使用することも珍しくありません。
1カットだけの撮影ではなく、時間が許す限り複数パターンの写真を撮影しておきたいところです。
次回は、職場のスナップ撮影に関してお伝えしていこうと思います。
それでは読んでくださった皆様、誠にありがとうございました。
続きをぜひ、ご覧ください。https://www.o-rinon.com/